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元モー娘。福田明日香が「双極性障害」で入院を告白 インスタライブで語った胸の内と、病気への正しい理解

福田明日香総強制障害で通院

元モーニング娘。1期生の福田明日香さん(40)が、11月21日に自身のインスタグラムを更新し、現在「双極性障害」で入院していることを明かしました。病室とみられる場所からのインスタライブでの告白に、ネット上では心配とエールの声が相次いでいます。

ライブ配信の中で福田さんは、

  • 「わけあって入院してます。病院です」
  • 「今年、活動を再開しようと思ってたんですけど、夏ごろに体調を崩して」
  • 双極性障害で入院してるんですよ

と率直に打ち明けました。体重についても「現在48キロで、半年前は38キロだった」と話しており、心身ともに大きな変化の中で闘病を続けてきたことがうかがえます。


病室からのインスタライブ 「復活できないかもしれない」本音も

今回のライブは、まさに病室と思われる場所から行われました。飾り気のない姿でカメラの前に現れた福田さんは、淡々とした口調ながらも、時おり冗談を交えつつ、現在の状況を説明しました。

印象的だったのは、

「復活できないかもしれないですね。今年、活動を再開しようと思ってたんですけど……」

という一言。芸能活動への意欲がありながらも、想定以上に体調が崩れてしまったことへの悔しさと、先の見えない不安がにじみ出ていました。

それでも、ライブ配信という形で自ら病名を明かしたことは、「病気を隠さずありのままを見せたい」という決意の表れでもあります。双極性障害は、いまだに誤解や偏見も根強い病気。芸能人が具体的な診断名まで公表するのは、簡単なことではありません。


モーニング娘。1期生としての“原点” 14歳での華々しいデビュー

福田明日香さんといえば、やはり「モーニング娘。初期メンバー」としての印象が強い人も多いでしょう。1998年1月、わずか14歳でメジャーデビュー。「モーニングコーヒー」「サマーナイトタウン」など、グループ黎明期の代表曲を支えた重要メンバーの1人です。

ただ、華やかな活躍は長くは続きませんでした。学業を優先するという理由でグループを卒業し、そのまま芸能界から一時引退。当時から、「大人びた歌声」「寡黙でどこか影のある雰囲気」が話題になっていましたが、裏側ではプレッシャーや環境の変化も大きかったとされています。

のちのインタビューなどでは、デビュー当時から「普通の中学生」としての生活とのギャップに悩みを抱えていたことも語られており、若くして芸能界の最前線に立ったことが、その後の人生にも少なからず影響を与えていると見る向きもあります。


波乱含みの再デビューと私生活 結婚・出産・離婚を経て

一度は芸能界から離れた福田さんですが、2011年にはボーカルグループ「ピースストーン」のasuka名義で活動を再開。ライブハウスなどを中心に歌手としての活動を続け、地道に音楽の現場へと戻っていきました。

プライベートでは2015年に一般男性との結婚を発表し、翌2016年には長女を出産。母親としての新たな生活が始まりましたが、そのわずか数か月後には離婚を報告。シングルマザーとしての生活がスタートします。

さらに2021年には「闘病生活を支えてくれた人」との再婚を公表。しかし、2022年4月にはその相手とも協議離婚したことを明かしており、ここ数年だけでも「結婚→出産→離婚→再婚→再び離婚」という大きなライフイベントが立て続けに起こっています。

芸能活動も決して順風満帆とは言えず、ユニットの活動休止や仕事の途絶、自身のSNSで語られる体調不良や経済的不安など、心身ともに大きな負荷がかかる状況が続いていました。そうした背景を知るファンからは、

「ここまでの人生がハードすぎる」「どうかゆっくり休んでほしい」

といった声が多く上がっています。


双極性障害とはどんな病気? うつ病との違い

今回、福田さんが公表した双極性障害(いわゆる躁うつ病)は、単なる「気分の浮き沈み」とはまったく別物の、れっきとした精神疾患です。

最大の特徴は、「気分が高まり活動的になりすぎる『躁(そう)状態』と、気分が落ち込み動けなくなる『うつ状態』を繰り返すこと」にあります。

一般的なうつ病は「うつ状態」だけが続くのに対し、双極性障害では、

  • ハイテンションで眠らなくても平気に感じる時期(躁・軽躁)
  • 何もやる気が出ず自己否定感にさいなまれる時期(うつ)

波のように入れ替わるのが大きな違いです。

また、双極性障害には主に次の2つのタイプがあります。

  • Ⅰ型:激しい躁状態(現実感を失うほどのテンションの高まり)と、重いうつ状態を繰り返すタイプ
  • Ⅱ型:そこまで激しくはないものの、普段より明らかに元気すぎる「軽躁」とうつ状態を繰り返すタイプ

Ⅱ型は周囲から「ちょっとテンション高い人」「仕事をバリバリこなす人」と見られがちで、本人も病気と気づきにくいケースがあります。そのため、最初は「うつ病」と診断されていた人が、後になって双極性障害とわかることも少なくありません。=2}


双極性障害の主な症状 「上がりすぎる」と「落ちすぎる」

躁(そう)・軽躁状態の一例

躁状態や軽躁状態では、次のような変化が見られることがあります。

  • 眠っていないのに異常に元気で、疲れを感じにくい
  • アイデアが次々と浮かび、何でもできる気がしてくる
  • 普段より早口になり、止まらないほどしゃべり続ける
  • 浪費や無謀な投資・仕事の引き受けなど、後で困る行動をしてしまう
  • 自分を必要以上に大きく感じ、周囲の忠告が耳に入らなくなる

本人は「調子がいい」「今の自分が本来の姿」と感じていることも多く、「病気」と認めるのが難しい段階でもあります。しかし、この時期に無理を重ねることで、人間関係やお金のトラブルを招き、あとで大きな後悔につながるケースも少なくありません。{index=3}

うつ状態の一例

一方、うつ状態では次のような症状が現れることが多くあります。

  • 強い疲労感や倦怠感で、起き上がることすらつらい
  • 興味や喜びをほとんど感じられない
  • 食欲の低下・不眠、あるいは過食・過眠
  • 「自分には価値がない」「迷惑をかけている」という思いにとらわれる
  • 将来に希望を持てず、悲観的な考えが頭から離れない

双極性障害のうつ状態は、見た目だけでは“普通のうつ病”とほとんど区別がつきません。そのため、過去の躁状態や軽躁状態が見逃されると、長い間「うつ病」として治療を受け続けてしまうこともあります。


治療と向き合い方 双極性障害は「長く付き合いながら整えていく病気」

双極性障害は、糖尿病や高血圧のように「長期的に付き合っていく慢性の病気」とよく例えられます。完全に「なかったこと」にするというより、波をできるだけ小さくしながら、その人らしい生活や仕事・家庭をどう守っていくかが治療の大きな目的です。

主な治療としては、

  • 気分安定薬・抗精神病薬などの薬物療法(躁とうつの波をならすための薬)
  • 精神療法・カウンセリング(自分の波のパターンを理解したり、ストレス対処を学んだりする)
  • 生活リズムの安定(睡眠・食事・日中の活動量を整える)
  • 家族や職場の理解と環境調整

などが挙げられます。特に、睡眠リズムの乱れや過度なストレスは再発の引き金になりやすいため、夜更かしや過労を避けることがとても重要と言われています。

大切なのは、「頑張りが足りないから」「気持ちの問題」といった根性論で片づけないことです。双極性障害は、脳内の働き方のバランスが崩れて起こる病気であり、「性格が弱いから」「甘え」などとは全く異なります。


福田明日香に今、必要なのは「静かな応援」と「待つ覚悟」

福田さんは今回、病室からあえてインスタライブを行い、自分の病名も含めて公表しました。それは、

  • ファンに心配をかけていることへのけじめ
  • 病気を隠すのではなく、オープンにして生きていきたいという意思
  • 同じように苦しむ人へ「1人じゃない」と伝えたい気持ち

の表れでもあるように感じられます。

一方で、今はまだ「復活できないかもしれない」と口にしてしまうほど、心身が疲れ切っていることも事実。表舞台への復帰時期をファンが焦って求めるのではなく、「今はとにかく生き延びてくれればそれでいい」という、長い目線での応援こそが求められているのかもしれません。

双極性障害は、適切な治療と周囲の理解があれば、病気を抱えたままでも自分らしい人生を築いていける病気です。ステージに立つ福田明日香しか知らない人も多いかもしれませんが、これからは「1人の人間としての福田明日香」の人生を、そっと見守っていくことが、ファンやメディアにできる最も大きなサポートになるはずです。

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