女子プロゴルファー・都玲華(みやこ れいか/21)が12月1日、自身のインスタグラムを更新し、一部で報じられていたコーチとの交際報道について言及しました。
投稿には直筆のメッセージ写真が添えられ、
「週刊誌で報道された内容について、自分なりに気持ちの整理がついたのでお伝えしたい」という趣旨の言葉から始まっています。
もっとも大きなポイントとなったのは、報道でも取り上げられた30歳年上コーチとの“禁断交際”を本人が認めたことです。都は文面の中で、
「石井忍コーチとは、昨年からお付き合いをしておりました」と、交際関係にあったことを明言。そのうえで、
「今回の件で、一番大切な両親を悲しませることはできないと強く感じました。交際関係およびコーチ契約を解消することを決断いたしました」
と綴り、プライベートでも仕事面でも“決別”したことをファンに報告しました。
「ミヤコレ」人気女子プロに何が起きていたのか
都玲華は、ツアー1年目にして注目を集める若手の一人です。徳島県出身でジュニア時代から活躍し、アマチュア時代には下部ツアーで優勝経験もある実力派。ルックスの良さと華やかな雰囲気から
愛称「ミヤコレ」でファンに親しまれてきました。
今季も賞金ランキングやメルセデス・ランキングで着実にポイントを積み重ね、ツアー最終戦で来季シード権を獲得。これから本格ブレイクが期待されていた矢先の“不倫スキャンダル”だっただけに、ゴルフファンに走った衝撃は小さくありません。
問題となったお相手は、長年女子ツアーで多くのプロを指導してきたベテランコーチ・石井忍氏(51)。スイング理論に定評があり、テレビ解説やYouTubeでも人気の“有名コーチ”です。
報道によれば、石井コーチが都の指導に関わる中で距離が縮まり、昨年から恋人関係に発展。ツアー中も移動や食事を共にする姿がたびたび目撃されていたとされています。
石井忍コーチもインスタで謝罪 しかし“一文”が炎上の火種に
同じく12月1日、石井忍コーチも自身のインスタグラムを更新し、「皆様へ」と題した長文コメントを掲載しました。
文頭では、
「報道の内容は概ね事実です」と認めたうえで、都本人や両親、スポンサー関係者、ゴルフファンに向けて謝罪の言葉を並べています。
また、現在の関係については、
「互いに話し合い、正式に区切りがついた状態です」
と説明。コーチ契約も終了していることを明らかにしました。
ところが、その文章の中にあった、ある一文が大きな反発を招きました。それが、
「当時、私は約3年の別居期間を経て、婚姻関係が事実上破綻しておりました」というくだりです。
この表現に対し、コメント欄やSNSでは、
- 「結局、自分は悪くないと言いたいだけに聞こえる」
- 「事実上破綻していようが、籍が入っているなら不倫は不倫」
- 「指導者としての立場の重さを分かっていない」
など、厳しい声が相次ぐ結果に。
「才能ある若い選手の足を引っ張った」「指導者をやめたら?」といった痛烈なコメントも見られ、炎上状態となっています。
なぜ批判は都玲華より石井コーチに集中しているのか
今回の騒動では、当事者が2人いるにもかかわらず、批判の矛先がほぼ一方の石井コーチに集中しているのも特徴です。背景には、次のような事情が重なっていると見られます。
① 既婚者でありながら、教え子と恋愛関係になった立場の重さ
まず大前提として、
- 石井コーチは戸籍上は既婚者
- 相手は20代前半の教え子であり、指導者と生徒という上下関係がある
という事実があります。
別居期間があったとはいえ、法的には婚姻関係が継続していた状態での交際であることから、
「倫理的に見てアウト」「影響力のある指導者としてあまりに軽率」という批判が出るのは自然とも言えます。
② 「事実上破綻」という言い回しへの違和感
前述のとおり、石井コーチの謝罪文の中にあった「事実上破綻」という表現が、「自己弁護に見える」と受け取られたことも大きいでしょう。
不倫問題では、
- 別居中だったと強調する
- 夫婦仲は冷え切っていたと説明する
といった“言い訳パターン”が何度も繰り返されてきました。そのため、ファンからは、
「どこかで聞いたフレーズ」「また同じ言い訳か」と冷ややかな反応が多くなったと考えられます。
③ 若手スター候補を支えるべき立場だったからこその落胆
もう一つ見逃せないのが、都玲華という“原石”を預かっていた指導者としての責任です。
ミヤコレはまだ21歳。プロ1年目でようやくシード権を掴んだばかりの若手です。そんな選手のそばにいるべきコーチは、技術だけでなく生活面やメンタル面も支える“頼れる大人”であってほしい――多くのファンはそう考えていました。
それだけに、
「支えるべき立場の人が、より弱い立場の選手に手を出した」という構図が、余計に反感を買っているといえるでしょう。
都玲華への評価は「失望と、応援したい気持ち」が入り混じる
一方の都玲華に対しても、「既婚者だと知っていて交際したのであれば責任はある」とする声はあります。それでも、コメント欄を見渡すと、
- 「今回のことは反省して、これからのゴルフで挽回してほしい」
- 「まだ21歳。ここからどう生き直すかを見ていきたい」
- 「メンタル面が心配。まずはゆっくり休んで」
といった、再起を願うメッセージが少なくありません。
直筆謝罪文の中で都は、
「応援してくださる皆様を失望させてしまったことを深く反省しています」と何度も頭を下げるような言葉を綴り、今後はゴルフに真摯に向き合う決意を示していました。
ファンにとってはショッキングな出来事である一方で、
- 若さゆえの判断の甘さ
- 上下関係のある相手との関係性
など、複雑な要素が絡んでいることも事実です。ここからどれだけプレーと姿勢で信頼を取り戻せるかが、真価を問われることになりそうです。
ゴルフ界で相次ぐ「トリプルボギー不倫」 コンプラ意識の見直しは必須
ここ数年、男女問わずプロゴルファーやコーチの不倫・不祥事が立て続けに報じられており、ゴルフ界全体のコンプライアンス意識が問われています。
スポンサーやファンの支持によって成り立つプロスポーツの世界では、
- プレーの結果
- 日々の言動
- SNSでの発信
すべてが“評価の対象”になります。特に、
「指導者と選手」「既婚者と独身」など、立場の差が大きい関係における恋愛・不倫は、これまで以上に厳しく見られる時代と言っていいでしょう。
今回の一件は、当事者2人だけの問題にとどまらず、
- ゴルフ界全体の信頼
- 若手選手を守るためのルール作り
- コーチング現場でのガイドライン
などに、あらためて目を向けるきっかけになりそうです。
まとめ:謝罪から「次の一打」をどう打つか
都玲華は、インスタグラムでの直筆メッセージを通して、
- 30歳年上コーチとの交際関係が事実であったこと
- 家族を悲しませたことへの反省
- 交際およびコーチ契約の解消
をはっきりと表明しました。
一方で、石井忍コーチの謝罪文に含まれていた「婚姻関係は事実上破綻していた」という一文は、多くのゴルフファンの不信感と怒りを呼び、
「この一文がなければ印象は違ったのに」という声も少なくありません。
どんなに見事なショットを打てるプレーヤーでも、コース外での振る舞いひとつでキャリアに大きな影響が出る時代です。今回の“トリプルボギー”を、
- 2人がどのように受け止めるのか
- そしてゴルフ界がどう教訓として活かすのか
が、今後長く問われていくことになるでしょう。

