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【続報】《反対署名は5万件超え》紅白初出場のaespaに“きのこ雲ランプ”騒動再燃 NHKは「原爆被害を軽視する意図なし」と説明

aespaニンニン炎上

年末恒例の『第76回NHK紅白歌合戦』に、韓国発4人組ガールズグループaespaの初出場が決定しました。ところが発表直後から、メンバー・ニンニンの過去の投稿が再び掘り起こされ、「原爆を連想させる“きのこ雲ランプ”を可愛いと紹介した」としてネット上で大きな波紋を呼んでいます。

オンライン署名サイトでは「aespaの紅白出場停止」を求める署名が5万件を超えるなど、事態は紅白の一出演者を巡る問題を超え、日韓の歴史認識や表現の自由をめぐる議論にまで発展しつつあります。一方、NHKは所属事務所側に事実確認を行ったうえで「原爆被害を軽視、揶揄する意図はなかった」とし、出演方針に変更はないとしています。


世界的人気グループaespa 紅白初出場発表も“歓迎一色”とはいかず

aespaは2020年に韓国の大手芸能事務所からデビューした4人組ガールズグループ。韓国人のカリナ、ウィンター、日本人メンバーのジゼル、中国人のニンニンで構成され、「Supernova」「Whiplash」「Drama」などのヒット曲で世界的な人気を獲得してきました。日本の配信サービスでも再生回数1億回を超える楽曲が複数あり、若年層を中心に支持を集めています。

11月14日には紅白の出場歌手が発表され、aespaも初出場アーティストの一組として名を連ねました。公式Xには「紅白歌合戦の舞台に立つことができてとても光栄です」といったコメントが掲載され、ビデオメッセージでもメンバーたちは喜びと意気込みを語っていました。

しかし、その直後からX(旧Twitter)などでは、ニンニンの過去の投稿が再び拡散。「この戦後80年の節目に本当にふさわしいのか」「原爆被害者や遺族の気持ちを考えるべきだ」といった批判の声が一気に高まることになります。


きっかけは“きのこ雲ランプ”投稿 「可愛いライト」の一言が炎上に

問題視されているのは、ニンニンが2022年ごろ、ファン向けアプリ上に投稿したとされる写真です。そこには、爆発の衝撃で立ち上る煙のような形をした卓上ライトが写っており、彼女は英語で「可愛いライトを買ったよ、どう?」といった意味のメッセージを添えていました。

ライト自体は市販のインテリア商品ですが、そのフォルムが原子爆弾投下後に立ち上る「きのこ雲」を連想させるとして、日本のネット上では当時から批判の対象となっていました。広島では約14万人、長崎では約7万人もの命が奪われた原爆被害の記憶が残る日本にとって、きのこ雲は単なる「デザインモチーフ」ではなく、今も重い意味を持つ象徴だからです。

今年の紅白は、戦後80年という節目の年に行われます。司会には広島出身の有吉弘行、綾瀬はるかが起用され、長崎出身の福山雅治やMISIAの出演も取り沙汰されるなど、平和や戦争の記憶を意識した構成になる可能性が指摘されています。そうした文脈の中で、「きのこ雲ランプ」を“可愛いライト”として紹介した過去の投稿が、より一層デリケートな問題として捉えられているのです。


「BTSはダメでaespaはOK?」過去の“原爆Tシャツ騒動”との比較も

今回の騒動を巡っては、2018年に起きた韓国グループBTSの“原爆Tシャツ”問題を引き合いに出す声も少なくありません。当時、BTSメンバーが過去に着用していたTシャツのデザインに、長崎に投下された原爆のきのこ雲写真が使われていたとして、音楽番組への出演が直前で見送りになった事例がありました。

そのためSNS上では、

  • 「BTSは出演取り止めになってaespaは紅白OKなのは筋が通らない」
  • 「同じ“原爆を想起させる表現”なのに対応が違うのはおかしい」

といった意見も見受けられます。一方で、

  • 「ランプは厳密にはアート作品で、実際の原爆写真とは別物」
  • 「当時10代だったニンニンに、そこまで深い歴史認識を求めるのは酷ではないか」

と、過剰なバッシングを懸念する声もあり、世論は賛否に大きく分かれている状況です。


オンライン署名は5万件超 「戦後80年に相応しいのか」

aespaの紅白出場が発表されて以降、日本のオンライン署名サイトでは「aespaの紅白出場停止を求めます」と題した署名運動がスタートしました。問題のランプ投稿を「原爆投下の瞬間を模したようなライトだ」と受け止める説明も添えられており、

  • 原爆被害者や遺族への配慮に欠ける
  • 日本の歴史や文化を軽視しているように見える
  • そのメンバーを含むグループを、国民的番組に起用するのは不適切

といった趣旨の問題提起がなされています。署名は短期間で急速に拡大し、18日夜の時点でおよそ5万7000件を超える賛同が集まったと報じられました。X上でもaespaやニンニンの名前がトレンド入りし、紅白出場取りやめを求めるハッシュタグが拡散されるなど、“反対のうねり”が可視化されつつあります

一方、K-POPファンの中には、

  • 「過去の一投稿だけで一生叩き続けるのはどうなのか」
  • 「紅白は政治や歴史問題を裁く場ではなく、音楽番組として楽しみたい」

と、過度なバッシングや排除の動きに疑問を呈する声もあり、議論は収束する気配を見せていません。


NHKの見解「原爆被害を軽視する意図はなかったと確認」

こうした状況を受け、メディアはNHKにも見解を問い合わせています。報道によると、NHK広報局はニンニンのランプ投稿について「事案は把握している」としたうえで、所属事務所から『原爆被害を軽視、揶揄する意図はなかった』との説明を受けたことを明らかにしたとされています。

NHK側は、

  • 今年の活動実績
  • 世論の支持
  • 番組の企画・演出にふさわしいかどうか

といった観点から総合的に判断し、aespaの出演を決定したと説明。問題の投稿を知ったうえで、意図の有無と今年の実績などを総合勘案し、「出場可」と判断したというスタンスだと見られます。

ただし、NHKが今後、番組内で原爆や戦争の記憶にどう向き合うのか、aespa側がどのような態度やメッセージを示すのかといった点も含め、注目と議論はしばらく続きそうです


ニンニンは“炎上常習”なのか?過去の北京五輪をめぐる騒動

ニンニンを巡っては、今回のランプ投稿以前にも炎上騒動がありました。2022年の北京冬季オリンピックでは、彼女が中国代表のショートトラック選手の金メダル獲得をファンアプリで祝福したところ、韓国の一部ネットユーザーから「判定に疑惑がある試合を称賛するのは不適切」と批判が集中。投稿が削除される事態となりました。

このときも、

  • 「母国の選手を応援しただけ」と擁護する意見
  • 「敏感なタイミングでの発言だった」と問題視する意見

が真っ向から対立。ニンニンは日中韓それぞれのファンから、“国籍”が絡んだ形で厳しい視線を向けられやすい立場にあるとも言えます。

今回の“きのこ雲ランプ”も含め、彼女の言動には、

  • 若さゆえの配慮不足や歴史認識の浅さ
  • 国や地域による“見え方の差”や、政治・歴史問題が絡む難しさ

が複雑に重なっている側面があり、単純に「悪意だった」「反日だ」と断じ切ることも、「全く問題ない」と片付けることも難しいテーマだと言えるでしょう。


エンタメと歴史の“線引き”をどうするか 視聴者一人ひとりに突きつけられた問い

今回の騒動は、単に一アイドルの“炎上ネタ”にとどまらず、

  • アーティストの私的な投稿と、公的な場への起用をどこまで結びつけるべきか
  • 歴史的な悲劇を想起させる表現に、クリエイティブとしてどこまで許容範囲があるのか
  • 国民的番組が、政治や歴史問題とどう距離をとるべきか

といった、重くて答えの出しにくい問いを視聴者に投げかけています。

特に、広島・長崎の被爆体験を直接語れる世代が少なくなりつつある今、「原爆を連想させる表現」に対する感度の差は、世代間・国籍間でますます開いているとも指摘されます。そのギャップをどう埋めていくかは、エンタメ業界だけでなく、社会全体が向き合うべき課題と言えるでしょう。

紅白という巨大な舞台に立つaespaとNHKが、この問題にどう向き合い、どのようなメッセージを届けるのか。そして視聴者がそれをどう受け止めるのか――戦後80年という節目の年の大晦日、単なる歌番組以上の意味合いを持つ一夜になりそうです。

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