公開日:2025年11月12日(JST)| 更新:—| 媒体:geinou-news.net|筆者:編集部
- 要点1:『第76回 NHK紅白歌合戦』の“初出場内定”報道が相次ぐ一方で、タトゥーが話題の3組(YOASOBI・Ayase、あいみょん、SEKAI NO OWARI・Fukase)を巡る議論が再燃。
- 要点2:タトゥーの有無が出場可否の決定打かは不透明。実際には「年間の実績」「NHK番組への貢献」「出演可否の意思」など複数要素の総合判断という見方が有力。
- 要点3:出演者の正式発表は近く見込まれる。ファンの期待・懸念が交錯するなか、今年の紅白が映す“時代の価値観”が焦点に。
【更新履歴】
- 2025/11/12 10:00 初稿公開(内定報道の整理/タトゥー論争の論点化/SNS傾向を追加)
時系列:何がいつ報じられ、何が論点になったのか
- 11/10:複数スポーツ紙が、海外勢を含む初出場内定や有力候補を相次いで報道。紅白側の公式発表はまだ。
- 同日以降:「内定」リストと“落選予想”に注目が集まり、SNSでは「なぜあの人気組がまだ確定しないのか」という疑問が噴出。
- 論点浮上:タトゥーが可否に影響するのかという長年の噂が再燃。特にYOASOBI・Ayase、あいみょん、Fukaseの3名に注目が集中。
- 背景:近年はジャンル多様化・海外進出・コラボ常態化で“見た目”よりも“実績・楽曲話題性”が重視される傾向も。タトゥーの一律排除は既に現実的ではないとの見方が拡大。
公式発表・本人発信の要点(現時点)
本稿公開時点で、NHK側の正式な出場者リストは未発表。報道は“内定”“有力”といった表現に留まっており、出演可否は最終調整段階と見られる。
- YOASOBI・Ayase:手の甲〜指先までの印象的なボディアートで知られる。紅白は2020・2021・2023に出演実績。前年に落選した経緯から「タトゥー要因説」が定期的に浮上するが、確証的情報は示されていない。
- あいみょん:左腕のワンポイントが話題化。紅白は2018から継続的に出演してきた“常連”格で、今年の出場可否は総合判断の域とみられる。
- SEKAI NO OWARI・Fukase:SNS投稿により左腕のタトゥーが注目されたが、セカオワ自体は紅白での実績が厚い。バンドとしての年間活動量・話題性・コラボ実績なども加味される見通し。
いずれも“タトゥー=出場不可”という決め打ちの根拠はなく、本人側の出演意向や演出・衣装の調整余地を含めた総合判断という理解が妥当だ。
SNSの反応
- 「タトゥー云々より、今年ヒットを出したか・NHK番組に貢献したかで決めてほしい」「話題性と歌番組の爪痕が基準なら、この3組は普通に候補でしょ」
- 「公共放送だから最低限の配慮は必要。でも時代の変化も無視できない。演出で配慮しつつ出場は可能だと思う」
- 「“内定”って結局どこまで正確? 公式が出てからでいいのに、煽り見出しでファンが消耗してる」「毎年この時期の“落選説”で界隈が荒れるのしんどい」
- 「B’zも出たし、タトゥー一律NGは今の現場感とズレてる。紅白は“日本の音楽を横断する装置”であってほしい」
※公に見られる投稿傾向を編集部で要約。個人が特定される引用・ハンドル名は掲載していません。
背景:紅白の“基準”はどこにある?――噂と実務のあいだ
紅白の選考は、長らく「年間の実績・話題性・世論の支持・NHKへの貢献度」など複数要因の総合評価と説明されてきた。具体的な数式や点数化は公表されておらず、出演交渉の過程で本人側のスケジュール/演出条件/番組コンセプトとの合致といった“実務のハードル”も大きい。結果として、毎年この時期には「なぜあの人気組が?」という落胆がSNSを駆け巡り、代わりに「内定報道」や“落選説”が一人歩きする構図が恒例化している。
その中で、タトゥーを巡る噂は、最もセンシティブかつ誤解が広がりやすいテーマの一つだ。公序良俗や視聴層配慮の観点がある一方で、国内ポップスのグローバル化/ジャンル横断の常態化が進む昨今、出演者の見た目を画一的にジャッジすることは現場の実態と乖離しつつある。衣装・カメラワーク・照明などステージ側の工夫で折り合いをつける余地も広い。むしろ番組づくりで重要なのは、「その年の日本の音楽をどう見せるか」というキュレーションの設計だ。
さらに言えば、「本人が出場を受けない」というケースも毎年一定数ある。カウントダウン・海外公演・ブランド戦略上の判断、あるいは楽曲制作に集中したいなど、アーティスト側の事情も多様化している。よって、タトゥーの有無だけを単独の理由に据える議論は、全体像を見誤りやすい。
注目の“3アーティスト”簡易プロフィール&2025年ハイライト
- YOASOBI・Ayase:コンポーザーとして多数の大型ステージ・フェスに参加。タイアップ/海外イベント露出も継続。サウンド面の実験性とメインストリームの両立が評価軸。
- あいみょん:根強い配信強度とカタログ(既存曲)の強さが特長。大型フェスや地上波歌番組での安定感は言うに及ばず、バラード〜ミディアムでの“歌い切り”が紅白向きとの声も。
- SEKAI NO OWARI・Fukase:セカオワとしての世界観演出は国内随一。照明・VJ・衣装含めたトータル設計が強く、特番フォーマットとの親和性は高い。番組全体のストーリーテリングへの寄与が期待される。
“内定・有力”とされた他組の位置づけ(簡易)
海外勢・新鋭勢の台頭は、ここ数年の紅白で顕著だ。グローバル発のボーイズ/ガールズグループの参入は、若年層の視聴導線を太くする一方で、「日本の一年」を切り取るという紅白の理念との折り合いが常に問われる。だからこそ、国内組の“詩とメロディ”“歌詞解像度の高さ”を活かしたブロック(歌い上げ/ドラマ主題歌枠など)をどう配置し、海外勢のダンス・パフォーマンス枠とバランス設計するかが編成の肝になる。
タトゥー表現とテレビ:実務的な“落としどころ”
- 衣装・メイクでのカバー:露出を抑える、上衣・アームカバー・テーピング等で自然に隠す。
- 画作り:カメラトリミング・照明・カラコレでフォーカスを外し、「演出としての必然性」で処理。
- 曲&並び:家族視聴帯に合わせ、歌詞テーマや演出のトーンを調整。番組全体の流れの中で“安心感枠”と“サプライズ枠”の緩急をつける。
これらは既に歌番組で一般化している実務。タトゥーの有無そのものよりも、“テレビという場に相応しい見せ方”をすり合わせられるかがポイントだ。
今後の見通し:正式発表までの“読み”
- 発表タイミング:例年どおりであれば、まもなく正式な出場者が公表される見込み。内定報道はあくまで“先回り情報”であり、最終リストとは限らない。
- 3組の扱い:タトゥーそのものを理由に排除するより、演出・衣装・時間帯で折り合いを付ける選択が現実的。本人サイドの出演意向と番組側の構成設計が鍵。
- 番組設計:海外勢・大型バンド・ソロのバランス、劇伴/朝ドラ/大河枠の配置、コラボ演出の可否が注目点。視聴層の分断を埋める“統合の物語”をどう編むかに期待がかかる。
