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【続報】Perfumeあ~ちゃん「一般男性」結婚発表に賛否 吉田カバン社長と判明で見えた“言葉のズレ”と本当の狙い

Perfumeあ~ちゃん結婚

「お相手は一般男性です」ーー芸能人の結婚報告でおなじみのフレーズですが、今回ばかりは世間の反応がひと味違いました。Perfume・あ~ちゃんこと西脇綾香さんが11月11日にインスタグラムで発表した結婚相手について、後に老舗バッグメーカー「吉田カバン」の社長だと報じられたことで、SNSでは

「これ一般男性って言うの、さすがに無理ない?」「普通の会社員をイメージしてたからショック」

といった声が噴出。「一般人じゃない」「一般男性と言いつつ実際はハイスペ社長」といった指摘が相次ぎ、“一般男性”という言葉そのものの意味が改めて問われる事態となりました。


あ~ちゃんの結婚報告文 「一般男性」かつ「ファンの人」という夢設定

まずは、あ~ちゃんがインスタでどのように結婚を報告したのかを振り返ってみます。投稿では、

  • 「この度、一般男性と結婚しました。」
  • 「昔からずっと友達で、互いにいろんなことを知っているBest Friend」
  • 「私のこと、Perfumeのことを心から応援してくれているファンの人です!笑」
  • 「ファンの人と結婚することは私の夢でした。10代の私、おめでとう!やったね!」

と、かなりラフでフランクな言葉で報告していました。

「一般男性」かつ「ファン」というワードの組み合わせは、アイドルやアーティストを応援してきたファンにとっては、まさに“夢が現実になったようなストーリー”に映ります。「あ~ちゃんが“普通の男性ファン”と結婚した」というイメージは、一部のファンにとって希望であり、「報われた感」を与えるものでもありました。


お相手の素性が判明 「吉田カバン」の4代目社長

ところが結婚発表から約1週間後、スポーツ紙などの報道により、お相手が吉田カバン(株式会社吉田)の社長であることが明らかになります。

  • 老舗バッグメーカーの4代目社長
  • 売上高は200億円超とも言われる大企業
  • 創業90年の歴史を持つブランドのトップ

といった肩書きが次々に報じられ、ネットでは一気に空気が変化。

「一般男性って書いてたから、勝手にサラリーマンだと思ってた」「『一般』のハードル、どこまで上がるの?」

と、言葉のイメージとのギャップに戸惑う声が多く上がりました。

さらに、Perfumeはこれまでも吉田カバンと深い関わりを持ってきました。メンバー3人とも日常的に同社のバッグを愛用し、ファンクラブの記念グッズとしてコラボアイテムを制作したこともあるなど、「仕事でも長年付き合いのあるブランド」のトップと結婚したという構図が浮き彫りになっていきます。


「一般男性じゃない」批判が広がった理由

では、なぜここまで「一般男性じゃない」という批判が広がってしまったのでしょうか。

① “一般男性”=“普通の会社員”という固定イメージ

日本の芸能報道では、昔から「一般男性」「一般女性」という表現が使われてきました。そのたびに、本当は会社経営者だったり、医師や弁護士だったりと、後から“実はハイスペックでした”と判明するケースも少なくありません。

それでも、多くの視聴者・読者にとって「一般男性」と聞いたときにまず浮かぶのは、

  • 芸能人ではない
  • 有名人でもない
  • 普通に会社勤めをしているサラリーマン

といったイメージです。そこに「創業家一族で、老舗ブランドの4代目社長」という現実が出てきたことで、「それはもう一般じゃないでしょ」というツッコミが噴出した、という構図です。

② 「ファンの人」との組み合わせが生んだ“夢と現実”のギャップ

今回は、「一般男性」に「ファンの人」という説明が続いていました。このため、

  • ずっと応援してくれていたファンの男性
  • ライブに通い続けた“ガチファン”と結婚した

という“物語”を想像した人も多かったはずです。

ところが実際には、長年の友人であり、仕事でもコラボしてきたブランドの社長。もちろん、報告文にウソがあるわけではありませんが、受け取る側の「脳内イメージ」と現実の姿の落差が大きすぎたことで、「なんだか釈然としない」というモヤモヤが広がってしまいました。


あ~ちゃんが「一般男性」と書いた“真意”は?

一方で、「あえて一般男性と書いたのは、意味があったのでは?」という見方もあります。本人が公に詳しく説明しているわけではないのであくまで推測の域を出ませんが、考えられるポイントを整理してみます。

① 「芸能人ではない」という意味での“一般”

まずシンプルに、「芸能界の人ではない」=「一般男性」というニュアンスで使った可能性があります。テレビタレントやミュージシャン、俳優など「表に出る仕事」をしている人をまとめて「芸能人」とし、それ以外の人を全部“ひとくくり”に「一般」と呼んでしまう感覚です。

この場合の「一般」は、職業や年収、家柄とは関係なく、

  • メディアに顔と名前が出る仕事ではない
  • 芸能事務所に所属しているわけではない

という線引きにすぎません。芸能界内部での“専門用語”としての「一般」と、視聴者がイメージする「一般」の間に、もともとズレがあったとも言えます。

② 相手のプライバシーや会社への配慮

さらに、いきなりフルネームや役職を公表してしまうことは、

  • 相手本人やその家族への負担
  • 会社や従業員への影響

にもつながります。特に老舗ブランドの社長となれば、結婚発表が株主や取引先、社内の空気にも波及しかねない立場です。

そのため、あ~ちゃん側としては、

「まずは自分の口から“結婚しました”とだけ伝えたい。そのうえで、詳しい素性は相手や関係各所とも相談しながら段階的に公表していきたい」

というスタンスだった可能性もあります。インスタ投稿の文面がかなりラフだったのも、「公式発表文」ではなく「個人的な報告」というニュアンスを優先したからかもしれません。

③ ファンへの配慮と“夢”の共有

投稿文には、「ファンの人と結婚することは私の夢でした」という一文もありました。これは、

  • 「ずっと応援してくれていた人と結ばれた」という喜びを素直に伝えたい
  • 「ファンはただの消費者ではなく、人生の味方」という価値観を共有したい

という思いから出てきた言葉と考えることもできます。

ただ、その「ファン」がたまたま老舗ブランドの経営者だったことで、

「やっぱり選ばれるのは特別な人なんだ」「夢があるようで、結局は遠い世界の話に感じてしまう」

という受け止められ方になってしまったのは、本人にとっても誤算だったかもしれません。


誤算だった“発覚のタイミング”とPerfume活動休止という文脈

芸能関係者の間では、今回の騒動について「発覚のタイミングが悪かった」という指摘もあります。

  • 11月11日:あ~ちゃんが「一般男性」との結婚をインスタで発表
  • その8日後:お相手が吉田カバン社長だと報じられる

と、かなり短いスパンで“真相”が明らかになったため、

「最初から“社長”って言えばよかったのに」「バレない想定だったなら、ちょっと読みが甘かったのでは」

という印象を与えてしまいました。

さらに、Perfumeは今年12月31日をもって活動を一時休止し、いわゆる“コールドスリープ”期間に入ることを発表しています。長年応援してきたファンにとっては、

  • グループの節目
  • 今後の活動が見えなくなる不安

が重なるタイミング。その直前に「一般男性」「ファンの人」といった夢のあるワードで結婚を報告し、すぐに“実は社長でした”と出てきたことで、祝福したい気持ちとモヤモヤが同居する、複雑な感情が噴出してしまったとも言えます。


「一般男性」問題はこれからも続く? 言葉選びに求められるアップデート

今回のケースは、あ~ちゃん個人への好感度云々だけの話ではなく、日本の芸能報道における「一般男性/一般女性」という言葉選びそのものへの不信感が、改めて可視化された出来事でもあります。

  • 芸能界の外の人=全部「一般」で一括りにしてしまう
  • 視聴者は「ふつうの人」「庶民」といったイメージで捉える
  • 後からハイスペックな肩書きが判明し、「やっぱり芸能人の世界は別」と落差を感じる

こうしたギャップは、これまでも何度も繰り返されてきました。本来ならハッピーなはずの結婚ニュースが、言葉ひとつで「なんだかモヤモヤする」話題に変わってしまうのは、当人たちにとっても、ファンにとっても不幸なことです。

今後は、

  • 「一般男性」ではなく「芸能界以外の方」「音楽業界とは別の仕事をしている方」など、少し具体的な表現にする
  • 相手の職業や立場を伏せたいなら「相手のプライバシー保護のため、詳細は伏せさせていただきます」と一言添える

といった形で、最初から「隠していること」も含めて説明する誠実さが求められるのかもしれません。


それでも「幸せでいてほしい」 ファンの本音はシンプル

SNS上では「一般人じゃない」という批判が目立つ一方で、

  • 「言葉の選び方は気になるけど、結婚自体は素直にめでたい」
  • 「モヤモヤはあるけど、あ~ちゃんが笑っているならそれでいい」
  • 「Perfumeの節目のタイミングで、推しの幸せ報告を聞けたのはうれしい」

といった声も多く、「突っ込みどころはあるが、根本的には祝福したい」という複雑な感情がにじみ出ています。ファンの本音は結局のところ、細かな表現ミスよりも“推しがこれからも穏やかでいてくれるかどうか”を一番気にしているという点に尽きるのかもしれません。

Perfumeは12月末で活動を休止し、“コールドスリープ”期間に入ります。ユニットとしての動きが見えにくくなる一方で、メンバーそれぞれが個人としてどんな人生を歩み、どんな表現に挑戦していくのかが、これからの楽しみになっていくはずです。

今回の「一般男性」表現をめぐる騒動は、言葉の選び方ひとつで受け止められ方が大きく変わることを改めて示しました。それでも、長年Perfumeを支えてきたファンの多くは、

  • 必要なところはきちんと指摘しつつ
  • それでも推しの人生そのものは応援したい

というスタンスで、この出来事を受け止めています。グループとしての活動はいったん「おやすみ」になりますが、あ~ちゃんの新しい生活とこれからの表現活動が、彼女らしいポジティブさに満ちたものになることを、静かに見守っていきたいところです。

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