お笑いタレントのスマイリーキクチさんが4月18日にX(旧ツイッター)を更新。自身が受けた誹謗中傷によるデマ被害の経験より、今ネットで話題になっている「ママチャリの人」への誹謗中傷が過熱していることに対し、警鐘を鳴らした。
スマイリーキクチプロフィール

ママチャリの人とは

2024年4月14日東京都大田区の路上で一台のママチャリが、道路を逆走し車に衝突しそうになるということが起きました。その後ママチャリの女性は車に進路を譲ろうとせず、車の運転手に向かって何か叫んだり、どこかに電話をかけて運転手を撮影するようなしぐさも見せます。この一連の流れがドライブレコーダーに映っており、運転手がXにポストしたところ、瞬く間に拡散され、ママチャリの人の氏名や、住んでいる場所などの個人情報が特定され拡散されています。
スマイリーキクチさんが受けた誹謗中傷のデマとは
「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の実行犯であるという根拠のない誹謗中傷を受けたスマイリーキクチさんの事件は、インターネット上での大規模な誹謗中傷の初の事例として注目されました。キクチさんはデマである殺人事件関与説に対し否定していましたが、中傷はエスカレートし、多数のサイトで拡散されました。被害者はキクチさんの恋人や親族、所属プロダクション、出演番組の関連企業などで、その結果キクチさんの芸能活動や精神に支障をきたしました。警察やサイバーエージェントなどが対処に当たり、誹謗中傷を行った複数の被疑者が一斉摘発されました。インターネットにおいて、1人の人間に誹謗中傷を行ったとされた日本で初めての事件は大きな話題となり、ネット上の誹謗中傷が人権侵害につながる例として警戒すべき事例となりました。
ネットの反応は
Xって怖いすね…どうかしてる…
— OSSAN SKYLINE (@SlFN6fHiGmbEjrk) April 17, 2024
難しい問題。
— ウルエ (@Yoake_Daybreak_) April 17, 2024
第三者が憶測で非難したり拡散するのは問題だけど、自分があのドライバーだったら交通違反されて逆上した挙げ句携帯取り出して撮影されたら同じようにネットにアップしてしまうかもしれない…
顔にモザイクは必要だったと思うけどスマイリーさんに言われると重みを感じます。
こちらの方は冤罪だったかもしれないがママチャリは暴走+逆ギレ+撮影(脅し)だからねぇ。倫理観が自分中心になっているご時世なので、全てを警察が担保出来ない以上、こうした私刑も抑止力で必要かもしれない。自分がママチャリのような人に絡まれる位ならこの人が潰されて抑止力になる方がマシ。
— 山倉さん (@jj7lsPrt7xgY7kR) April 17, 2024
まとめ
もとはと言えばママチャリの人が危険運転をしたのだから、こうなっても仕方ないという意見が散見されますが、個人間で解決できないからと言ってSNSに拡散してしまうのは安易だと思います。ここまで拡散されてしまったらこの「ママチャリの人」は近所から後ろ指を差されながら生活しているのではないでしょうか。また、面白がって誹謗中傷を交えながら拡散している人たちも、訴訟のリスクがあるということを知っておく必要がありますね。