お笑いコンビ・霜降り明星の粗品(32)が、「女芸人No.1決定戦 THE W 2025」(日本テレビ系)の 公式X動画に登場し、審査員としての意気込みを語りました。ところがその内容が、 かなりの辛口どころか“毒舌全開”だったため、早くもネットでは波紋を広げています。
「普段あんまり見てない。おもんないから」から始まる衝撃コメント
動画で粗品は、開口一番こうぶっちゃけます。
「THE Wはあんまり見てなかったんですよ普段、おもんないんで」
さらに、たまに視聴はしていたものの、「やっぱりね、うーん、レベルが低すぎるんで」と、 過去大会の評価をバッサリ。公式の宣伝動画とは思えないほどのストレートな言葉に、 視聴者からは驚きの声が相次ぎました。
その一方で粗品は、完全否定で終わらせるつもりはないとも強調します。
「そんな中でも面白い人はいたり、輝く何か光るものがあったり、そういうのはちゃんと言及してあげたい」 と語り、光る参加者はしっかり評価する姿勢をアピールしました。
他の審査員にも苦言?「どっちもおもんない時に褒めてるやついる」
粗品の矛先は、大会そのものだけでなく“審査員側”にも向かいます。
彼は、これまでの賞レース全般を含めたような口ぶりで、
- 「周りの審査員もボケッとして『どっちもおもろかったんですけど、こっちの方がよかったです』って言うやつばっかり」
- 「どっちもおもんない時にそれを言ってるやつもいた」
とバッサリ。“空気を読んだ無難コメント”に対する不満を露骨に口にしました。
そのうえで、 「面白くないものには面白くないと言わせていただこうと思います」 と宣言。一方で、 「でも面白いネタには面白いと言わせていただきます」とも付け加え、 あくまで“公平な目”で挑むスタンスを強調しています。
「日テレが血の海になったらすみません」物騒な予告も
動画の終盤、粗品はさらに過激な一言を放ちます。
「日テレが“血の海”になったらすみません。俺も本気でやりますから」
わざと逆張りをするつもりはなく、「わざと悪く言うとか、逆にわざと『よかったよ』ってしませんから。 本気で向き合わせてください」ともコメント。あくまで、 “本気の漫才師として、ガチの審査をする”という姿勢の強調と受け止められますが、 日本テレビとしてはかなりヒヤヒヤものの事前PRと言えそうです。
この「血の海」発言により、ネット上では、
- 「本当にバッサバサ斬ってくれそうで楽しみ」
- 「女性芸人を前にあそこまで言えるのか?」
- 「放送後に炎上で本当に血の海になりそう」
など、期待と不安が入り混じった声が飛び交っています。
粗品は“辛口審査員”としては2度目 前回も話題に
粗品が賞レースの審査員席に座るのは今回が2度目。2025年3月には 「ytv漫才新人賞決定戦」で自身初の審査員を務め、 “辛口ながらも愛のあるコメント”が注目を集めました。
ネタの構成や技術的な細部にも踏み込んだコメントをする一方で、 芸人としての目線から「ここが惜しい」「ここはめちゃくちゃ良かった」と 具体的に指摘していくスタイルが支持され、 「今後も賞レース審査員として呼ばれ続けるのでは」とまで言われていた粗品。
そんな彼が、今回ターゲットにしたのは女芸人No.1決定戦「THE W」。 あえて「おもんない」「レベル低い」と挑発したうえで審査員席に座る構図は、 大会サイドにとっても“賭け”に近い起用と言えるかもしれません。
今回の審査員ラインナップと、決勝に進んだ8組の顔ぶれ
粗品が殴り込みをかける「THE W 2025」の審査員は、ほかに
- 川島明(麒麟)
- 田中卓志(アンガールズ)
- 哲夫(笑い飯)
- 友近
- 森田哲矢(さらば青春の光)
- ハイヒール・リンゴ
という、賞レースではおなじみの実力者&個性派ばかり。 ここに粗品の“毒舌ピュア審査”がどう混ざるのかも、大きな見どころになりそうです。
一方、決勝に進出したのは、過去最多1044組のエントリーから勝ち上がった8組。 昨年までの12組から4組減らし、より“狭き門”となったなかで決勝に残ったのは以下のメンバーです。
- 紺野ぶるま(松竹芸能/2年連続・5度目の決勝)
- もめんと(マセキ芸能社/初進出)
- 電気ジュース(吉本興業/初進出)
- エルフ(吉本興業/4年連続4度目)
- ニッチェ(マセキ芸能社/7年ぶり3度目)
- とんでもあや(ソニーミュージックアーティスツ/初進出)
- ヤメピ(吉本興業/初進出)
- パンツ万博(吉本興業/初進出)
常連組の紺野ぶるま・エルフ・ニッチェに加え、 初出場組が一気に5組も決勝の舞台へ上がるフレッシュな構成。 粗品が「レベルが低い」と挑発したことで、むしろ今年の決勝は例年以上に 「ネタの完成度」に視線が集中することになりそうです。
「女芸人No.1決定戦」という看板に、粗品の“毒舌”はどう響くのか
これまで「THE W」は、実力と同時に“華やかな場”としての側面も強く、 時に「賞レースとしての緊張感に欠ける」といった声もありました。
そこに、忖度なし・遠慮なしを公言する粗品が審査員として参加することで、 番組の空気が一変する可能性もあります。
- 本当に「面白くないネタ」にはダメ出しを連発するのか
- 逆に、バチバチに尖ったネタには高評価をつけるのか
- 辛口コメントを浴びても笑いに変えられる女芸人が現れるのか
こうした緊張感は、芸人にとってはプレッシャーであると同時に、 「THE W」自体のブランドを押し上げるチャンスでもあります。
もちろん、粗品の過激なコメントが行き過ぎれば「女性芸人に対して失礼では」と 批判を浴びるリスクもありますが、それも含めて今回の日テレのキャスティングは、 “攻めた一手”であることは間違いありません。
まとめ──“血の海”になるのか、レベルアップのきっかけになるのか
「おもんない」「レベルが低すぎる」と過去の大会を斬り捨てつつも、
「面白いものには面白いと言う」「本気で向き合う」
と宣言した粗品。13日の本番では、発言通り、 “ガチの芸人目線”で女芸人たちのネタにジャッジを下すのかが注目されています。
「日テレが血の海になったらすみません」と、またも物騒なワードで終えた粗品の宣言。 今年の「THE W 2025」は、優勝者だけでなく、 審査員席の一挙手一投足までが大きな話題となりそうです。
