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今森茉耶(19)「ゴジュウジャー」未成年飲酒で降板・契約解除 史上初“女性ブラック”起用の衝撃と、シリーズ終報道が交錯——SNSの反応も整理

今森茉那ゴジュウジャー降板

何が起きたのか:未成年飲酒で降板・契約解除

特撮「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」(テレビ朝日系・日曜9:30)のゴジュウユニコーン/一河角乃役を演じていた今森茉耶(19)が、未成年での飲酒行為が確認されたとして、11月8日に番組降板が発表された。制作の東映は「20歳未満での飲酒行為を確認」と明記し、今後の出演を見送るとした。所属事務所sejuも同日、重大な契約違反として契約解除を公表している。(東映のプレスリリース、所属事務所の告知を参照)。

このアナウンスの直後、11月9日放送回では今森のクレジットが削除され、本編での出演シーンはゼロ。一方で、戦闘パートにおける変身後のスーツ(ゴジュウユニコーン)は登場し、編集で齟齬の少ない形に調整された。視聴後、番組の次回予告が未定となったほか、見逃し配信は「準備中」の案内に切り替わるなど、現場の急場対応がうかがえる。

背景:9月の“不倫・二股”報道、そして今回の処分

今森をめぐっては、9月に「週刊文春」が共演者との不倫疑惑、さらにプロサッカー選手との二股疑惑を報じた。主人公・ゴジュウウルフのスーツアクターを務めていた浅井宏輔氏に関する降板(持病の悪化)発表直後のスキャンダルというタイミングも相まって、作品イメージへの波紋は大きかった。今回の未成年飲酒による降板と契約解除は、これら一連の騒動に続く決定的な処分となった格好だ。

加えて今森は、「ミスマガジン2023」グランプリを経てグラビアで注目を集め、演技経験1年ほどで今作へ起用。シリーズ初となる“女性ブラック戦士”に抜擢され、表情や立ち居振る舞いの“板付き感”も評価されてきた。将来性を惜しむ声が一部にある一方、未成年飲酒という明確な法令違反に対しては厳しい受け止めが多数派で、「子ども向けヒーロー番組」の倫理観と強く衝突する事案となった。

編集現場は何が起きたのか:差し替え・クレジット削除・見逃し配信「準備中」

放送回では角乃(今森演じる人間体)の出番が完全に消えユニコーンのスーツアクションのみが登場。ストーリー上の説明をミニマムに抑えながら、視聴体験の破綻を避ける編集が施されたとみられる。オンエア後に一連の状況を伝えた報道は、「違和感の薄い編集」「ただし次回予告は未定」「見逃しは準備中」という複合的な“火消し”のリアリティを伝えている。

こうした差し替え・クレジット処理は、未成年飲酒というコンプライアンス案件が発生した場合、二次利用(配信・パッケージ化)にも波及する。制作・権利元・局・配信プラットフォームの各窓口が、法的・倫理的観点と契約条件に基づき、早期に足並みをそろえる必要がある。今回の「準備中」表示は、その調整が続いていることの可視的サインでもある。

「シリーズ終」報道が与える文脈:50年の歴史と“最終作”の緊張感

この降板劇がより大きく映るのは、「スーパー戦隊シリーズが現行『ゴジュウジャー』で放送終了」と報じられた直後だったからだ。10月末の報道では、イベントやグッズ収入と制作費のバランス悪化などが背景にあると伝えられ、SNSは動揺に揺れた。一方で、公式の最終確定発表は現時点でも慎重との伝え方もあり、情報の受け止めには幅がある。いずれにしても、“節目の作品”としての緊張感はピークにある。

歴代の戦隊が若手俳優の登竜門となってきたこと、親子三世代の“日曜朝の儀式”として育まれてきたことを踏まえると、「最終作」上での不祥事は、ファン心理に強い痛手を与える。今回、制作公式が即日で処分方針を示し、番組も即時に編集対応へ舵を切ったのは、シリーズの信頼を守る最短動線を選んだ判断と言える。

“女性ブラック”の意味と、今森茉耶の今後

“ブラック戦士”は、シリーズ内で実力派ポジションとして描かれることが多く、史上初の女性ブラックはキャスティング面でも象徴的な挑戦だった。今森は、「広瀬すずさんを目標に」と語っていた過去も報じられており、現場では演技の見返しや反省を繰り返す真面目さが目撃されてきたという。だが、未成年飲酒というラインは動かしがたい。本人名義のSNS鍵化・投稿削除といった“痕跡の後始末”は進み、この先の復帰は白紙だ。もし復帰の芽があるとすれば、違反行為の明確な総括・再発防止・長期の信用回復プロセスが前提になる。

制作・流通への影響:差し替えコストとブランド毀損の最小化

特撮は“人・衣装・VFX・劇伴・イベント・配信”が有機的に連動する複雑なジャンルだ。途中降板は、脚本・撮影・編集・配信・宣材・ライツ再手当てに波及し、費用と労力を押し上げる。今回の対応の素早さは、二次被害(誤情報拡散・スポンサー離反・二次流通の炎上)を抑えるうえで一定の効果を生んだだろう。とはいえ、“節目の年”に相次いだ醜聞は、シリーズブランドの毀損という重い宿題を残す。制作・放送・流通は、危機発生時の標準手順(SOP)をさらに磨く必要がある。

SNSの反応

関連ポストや報道共有ポストのリプライ欄から見られる代表的傾向を要約する(個別アカウントの特定引用は避け、趣旨のみ整理)。

  • 子ども向け作品で未成年飲酒は論外。速やかな降板・契約解除は妥当」
  • 編集班の仕事が見事。本編の破綻を最小化した現場の努力に拍手」
  • シリーズ終報道の最中にこのスキャンダルは辛い。最後の作品に泥を塗った」という落胆
  • 「才能は感じていた。だがコンプラ違反は越えられない壁。やり直しは長い時間が要る」

まとめ

未成年飲酒が確認された今森茉耶は、「ゴジュウジャー」を11月8日に降板し、同日付で所属事務所の契約解除となった。11月9日のオンエアはクレジット削除・人間体の出演ゼロで差し替えられ、見逃し配信は準備中へ。背景には、9月の不倫・二股報道と、シリーズ終報道という緊張感がある。今回の迅速な対応は、ブランドの防衛と視聴体験の維持に主眼を置いた“最小損失”の判断だったと言える。だが、ヒーロー番組に求められる倫理との齟齬は大きく、復帰の道は険しい。節目の年に起きた一件を、業界全体の危機対応と育成環境の改善へとつなげられるか——その行方が問われている。

出典:東映プレスリリース、所属事務所発表、スポニチアネックスの放送対応報道、9月の不倫・二股疑惑をめぐる記事、シリーズ終報道の各紙報道まとめ。本文は公開情報の事実整理とSNS反応の傾向要約です。

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