9人組アイドルグループSnow Manの5大ドームツアー「Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON」が、11月15日に北海道・大和ハウス プレミストドーム札幌で開幕しました。デビュー5周年イヤーを彩る待望のツアー初日でしたが、その裏で、客席に「全裸の女性がいた」とされる怪情報がSNS上を駆けめぐり、ファンの間に動揺が広がっています。
ツアー初日・札幌公演後に浮上した「全裸でペンラ」のポスト
騒動の発端となったのは、公演終了後のX(旧Twitter)に投稿された1本のポストでした。
そこには、
- 「スノ初日、目の前の人全裸でペンラ振っててほんまに大横転WWWWWWWWWWW 助けてください」
といった内容のテキストとともに、ライブ会場とみられる場所で、一糸まとわぬ姿の女性がペンライトを振っている様子を映した動画が添付されていたといいます。投稿は現在削除されているものの、「スタッフから注意されて退出させられたらしい」といった情報も合わせて拡散され、一気に注目を集める事態となりました。
現時点で、女性が本当に“全裸”だったのかどうか、あるいは動画の撮影場所が本当に当日のドーム会場だったのかなど、細部について公式な説明はありません。それでも、「客席で服を脱いだ人がいた」という情報そのものが衝撃的だったことから、多くのファンが動揺する結果となりました。
「Snow Manのライブで全裸女?」 SNSには不安と困惑の声
この“全裸ペンライト”情報がXで拡散されると、同日中に関連ワードがトレンド入り。タイムラインには、
- 「Snow Manのライブで全裸女いたってマジ?」
- 「周りの人も怖くてコンサートに集中できなかっただろうな」
- 「メンバーが見てないことを祈るしかない」
といった声が相次ぎました。
アイドルのコンサートは、ときに「過激なファン」「迷惑行為」を巡る議論が起こりがちですが、今回のような「全裸」「ペンライト」「ドームツアー初日」という組み合わせは、ファンの間でも「前代未聞」と受け止められた様子です。
せっかくの記念ツアー初日が、パフォーマンスそのものではなく“観客の異常行動”で話題になってしまったことに、残念がる声も少なくありません。
ライブの服装ルールと「参戦マナー」 どこからが“アウト”なのか
一般的に、コンサートやライブ会場では、
- 服装について細かいドレスコードを設けていないケースが多い
- 「ヒールが高すぎる靴」「極端な盛り髪や巨大なリボン」「過度に幅を取る被り物」などは暗黙のうちに控えるべきとされる
といった、いわば「空気」で共有されるマナーによって成り立っている部分が少なくありません。
Snow Manのファンの間でも、「推しカラーの服」「参戦Tシャツ」「双子コーデ」など、いわゆる“参戦服文化”が定着してきました。しかし、楽しむためのファッションが行き過ぎると、
- 視界をふさぐ
- 周囲に不快感や恐怖感を与える
- グループやファン全体のイメージを損なう
といった“マナー違反”に転じてしまいます。
今回の騒動は、たとえ真偽の細部は不明であっても、「ライブは自由に楽しむ場所だけれど、他の観客やメンバーに対する最低限の配慮は欠かしてはいけない」という、当たり前の原点を改めて突きつける出来事になったと言えるでしょう。
事務所側は沈黙 翌日のMCには“意味深な参戦服トーク”も
北海道公演初日に“全裸女性”がいたという情報について、Smart FLASH編集部が所属事務所STARTO ENTERTAINMENTに問い合わせたものの、回答期限までに返答はなかったと報じられています。現段階では、事務所・公演サイドから公式なコメントは出ていません。
一方で、翌16日に同じ会場でおこなわれたツアー2日目の公演では、Snow Manメンバーから“意味深”とも取れるMCがあったと来場者がXにレポートしています。
それによると、メンバーのラウールが、
- 「今日は参戦服を聞いていきたいと思います」
- 「最後までよろしくね」
と観客に語りかける場面があったとのこと。もちろん、これが前日の騒動を直接匂わせたものなのか、あくまでツアー演出の一環だったのかは分かりません。
それでも、「あえて“服”というワードを出したのは、どこかソフトな注意喚起なのではないか」と受け止めたファンも少なくなかったようです。この日は大きなトラブルも報告されておらず、肝心のライブパフォーマンスも好評だったと伝えられています。
「推しに会う服」が「推しに恥をかかせる服」にならないために
Snow Manは、CDデビュー5周年を迎え、今やドームを満員にできるトップグループへと成長しました。会場規模が大きくなればなるほど、
- 観客の数
- 価値観の幅
- マナー意識の差
もまた、大きくなっていきます。
どんなライブでも、「自分が楽しむこと」と同じくらい、
- 周りの人が安心して楽しめる空間を守ること
- グループやメンバーが、胸を張って世界に見せられる現場であること
が重要です。「推しに会うための参戦服」が、結果的に「推しに恥をかかせる行動」になってしまっては、本末転倒です。
今回の“全裸女性”騒動が事実かどうか、その全貌が明らかになるかは分かりません。ただ、インターネット上の拡散力を考えれば、観客の一挙手一投足が、すぐに「Snow Manのファンは」「日本のファンは」といった大きなラベル付きで語られてしまう時代でもあります。
ツアーはまだ始まったばかり ファンのマナーがツアーの“空気”を決める
5大ドームツアー「Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON」は、まだスタートしたばかり。これから全国のドームをめぐり、たくさんのファンと記念すべき5周年を分かち合っていく予定です。
だからこそ、
- チケットを手に入れた一人ひとりが「自分の行動が会場全体の空気を作る」という自覚を持つこと
- “ネタ”や“テンション”で済まされない一線があることを忘れないこと
- メンバーや他のファンにとって、誇れる現場であり続けること
が、今あらためて求められています。
Snow Manのパフォーマンスが主役であり続けるために、そして彼らの5周年ツアーが、最後まで「楽しかった」と胸を張って振り返れるものになるために――観客のマナーが静かに、しかし確実に、そのクオリティを左右していると言えるでしょう。
